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Nago Mitill
鋼鉄の塊である
この怪物の腹に乗って
どうして僕は 空を飛べるのだろう
なぜ人は 空を飛ぶのだろう
眼下を 見るがいい、
爪痕の 残る大地を。
だが天頂目指して飛ぶ人々は
あの彼方の青空しか見ていない。
空へ、 空へ
もっともっと、 高いところへ。
人は なぜ飛ぼうとする。
命宿る 重たき体の
力を 振り切って
空へ。
決して たどりつけぬ場所へ
なぜ向かうのか。
そこには 一体何が見える?
眼下を 見るがいい、
黒く 燃える大地を。
だが高みを目指して昇る人々は
あの遥かな空しか見ていない。
もっと もっと 高いところへ…
なぜ人はとぶ?
なぜ僕は 高いところへひかれる?
高いところを目指す必要性は、 あるのか?
なぜ 人は行くのか
まだ誰も見ぬ、 高いところへ。
(1999年・筆)
Nago Mitill
この青い 空の下、
生きてさえいれば
いつかは 必ず、 あなたに 会える。
あなたの 幸福を
願う故に私は 別れを選んだ。
愛しい人よ 私は、
今はただ ここから 祈り続けています。
何もかもを失ってしまうことを 恐れる度に、
あなたの声が 胸によみがえる。
地に伏して涙に耐える、 その時でさえ
進む手足があることを 私に 思い出させる。
この遠い 空の下、
生きてさえいれば、
いつかは また、 あなたに 会える。
孤独に脅えるあまりに
新たな出会いさえ 私は嫌悪した。
愛しい人よ 私は、
今はただ 懸命に 日々を 生き続けています。
大切なものが 何だったのか、
あなたの存在が 私に 思い起こさせる。
怒りに憎悪の拳を握る その時でさえ、
青空が頭上にあることを 私に 気づかせる。
愛しい人よ 私は、
今はただ この場所で 歌い続けています。
(2006年・筆)
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詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。