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和 路流(Nago Mitill) のブログ、*Eternal×Blue* ~空の下、どこまで届くか分からない歌~ へ、ようこそお出で下さいました。こんにちは!ご訪問、ありがとうございます。当ブログは、自作の詩、Poetryのページとなっております。拙作ですが、無断転載・転用は、禁止で願います。    コメントなど、お気軽にお声をお掛けください♪初訪問の方は、最古記事トップ「空の下で、あなたと生きる」の追記・備忘録を、ぜひご覧ください!
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                                                Nago Mitill

100年たったら、 会いにいきます。

その日まで、 私は ここで生きて行きます。

 

私は、 とても不器用な人間ですが

胸に いつも 問いかけ続けているのです。

まだ、 私には ここで

できることが、 あるのではないかと。

 

私の名を呼んでくれた

あなたの声が この胸に残っているから

私は たとえ独りでも

心温かく、 満ち足りて、 歩いて行けるのです。

 

晴れた日には、

天頂目指して飛び立つ鳥を 見上げるような

そんな気持ちで、 あなたのことを思います。

 

遠い空へ祈ってほしいと望んだ あなたは

いつまででも、 私を待っていてくれると言った。

だから私は、 どこまで届くか わからなくても

私たちの声を伝えるために、 ここで歌い続けていきます。

 

どれほど暗い夜が来ても

高らかに夜明けを告げる朝を、 私が夢見ていられるのは

あなたの隣、 手をのばして 分かり合える場所に

どんな時も 微笑んで立てる私でありたいと望むからなのです。

 

100年たったら、 会いにいきます。

遠い空の向こう、 青く淡い光の彼方

…あなたのところへ、 私は かえります。

 

その日まで、 私は ここで生きて行きます。

 

                              (1994年・筆/2006年・改)

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                                                Nago Mitill

暗い部屋で息絶えるより、 空の下で死にたい。

冷たい土に埋まるより、 海の青に溶けたい。

 

私は、 かえります。

かつて私が旅立ち、 戻ると約束したところへ。

あの遠く懐かしい、 何もかもを許し、 消し去る白い光のなかへ

私は、 淡い原子となって かえって行きます。

 

だから、 どうか

私を形作っていた全てのものを、 無にかえしてやってください。

燃え残る 私の欠片を

風にのせ、 遠い波の向こうへ流してください。

そして、 私は永遠の青と 一つに溶け合い

新たな旅立ちを迎えるのです。

 

思い出してください。

あなたが 私のことを忘れてしまわない限り、

私はあなたと いつでも 共にあるのです。

 

それでも、 あなたは 私の不在を感じ、

祈るあてもないと、 途方にくれるかもしれません。

その時は 空の下で、 私を思ってください。

空と海とを 永久の住処とする私の心は、

いつでも、 あなたの胸に 宿っているのです。

 

もしも、 私を愛おしく、 懐かしんでくれるのならば

どうか嘆かずに、 歩き続けてください。

あなたの胸に残る 私の声を、 

あなたの声に変えて、 伝えていってください。

 

空と海が一つになるところに、私はいます。

私は、 いつまでも、 いつまでもここで、 あなたを待っています。

                                               

                                         (1996年・筆/2006年・改)

                                               Nago Mitill

疲れて遠のいた僕の瞳に

夢にも見れなかった あなたの海が見える。

 

あなたが追い求めたものを見るために

僕は今、あなたと同じ場所に立つ。

ここから見渡せる景色を、

あなたもまた、 見渡したのだろうか。

 

ほら、 見てごらん。

きれいな、 きれいな青が  どこまでも、 どこまでも連なっている。

風は嵐のように駆け抜けて、 雲は空を滑っていく。

うねる光の波の間を縫って、  

遠く、 遠くまで声を張り上げ

もう、 どうしても届かないあなたの姿を

見つけ出そうと必死になった。

 

あなたが、 かつて手をのばしたところへ

僕は今、 視線をなげかける。

ここに触れていたあなたは、

いったい何を思っていたのだろう。

 

もう見るはずのない優しい影を、 もう一度追いかける。

見えてこない道の先に、 僕はいつも誰かの後姿を追う。

 

ねえ、見てよ。

あなたの手をこえて、 あなたの声をこえて

あなたの姿を この空の下に見失って。

                                             (1996年・筆)

                                              Nago Mitill

花が咲く季節を、 嫌悪するようになっていた。

あてもなく、ここを彷徨ったまま、 また一年が通り過ぎていったことを、

僕は、 ただ ただ、 感じるだけだ。

縫い上げた傷口を 再び引き裂くように、 この季節が 巡ってくる。

貼り付き、 焦がすだけの この想いは、

いつになったら、 この胸から去ってくれるだろう、 浄化されるだろう。

願い続け、 祈り続け、

それでも 僕は忘れられない。

再び、 花が咲く。

 

戻らない。 もう二度と戻らない。

この想いも、 時間も、 …あなたも。

陽光に輝き、 幸せそうに はらはらと流れる この花が咲くたび、 

僕は 自分が抱えている存在を 自覚せずにはいられない。

求めるものを 数えるための、 指さえ失ってしまった手を


目も覚めるような 白く明るい日差しの下で、 ただ見るだけだ。

耐え切れないほど、 たとえ これから 時が過ぎても

幻のように 春は来るだろう、 花は咲いているだろう。

 

嘘をついた僕の真実を 花は誘いながら、 儚く、 逃げる。

そのたび、 僕を、 痛みが貫く。

穏やかに花を見れなくなって、 一体どれほど時が過ぎたのか。

ぬくもり、 移ろいながら この花が咲く。  …優しさに満ち満ちて。

 

花が咲く季節を、 僕は嫌悪するようになっていた。

                                              (1999年・筆)

                                                Nago Mitill

胸に、 一つだけ 願いを掲げていなさい。

ただ一つの その願いは、 いつか 必ず叶う。

心に、 一つだけ 誓いを掲げていなさい。

ただ一つの その誓いは、 いつも あなたを救う。

 

ただ一つの その願いが、 私を恵む。

立ち尽くし、 時折 振り返る、 私を支える。

それは 日ではなく星の輝き

胸に秘めた、 一つの祈り。

闇の中で私を導く、 久遠の光。

 

その灯火に、 触れた瞬間から

在りし日の私の人生は終わった。

今、 一つの誓いが 私を恵む。

力強い声が 私を未来へ呼ぶ。

 

その日まで 私は 泣かない。

歩みを止めはしない。

私の祈りが、 声となり、 手となり、

息づき、 芽吹く、 その日まで。

 

ただ一つの 願いは、 いつか 必ず叶う。

ただ一つの 誓いは、 いつも 必ずあなたを救う。

                                                (2000年・筆)

                                                Nago Mitill

そこにあるものが 美味しいのであれば

あなたは今、 幸福なのです。

 

腹を満たすためだけでなく、

心を満たすために 人は食事をするのです。

 

懐かしい人たちと囲んだ 美味しい記憶のにおいが、

温かくやわらかいスープへと 私をいざないます。

顔がある人間が作った料理を、 だから私は食べたいのです。

時に他者を傷つけ、あるいは殺すことさえもする人間の手が、

人間のために作る料理を 味わいたいのです。

そして、 この胸にある記憶を あなたと分かち合うために

私は料理を作り、 満腹するのです。

 

そこにあるものが 美味しいのであれば

あなたは今、 幸福なのです。

 

腹を満たすためだけでなく、

心を満たすために 人は食事をするのです。

 

生きるために あなたは今、 ものを食べるのです。

                                              

                                               (2006年・筆)

                                                 Nago Mitill

激しい音を秘めたまま、 きみは大人になるのかと

僕はいつも 問いかけてきた。

 

一体何を、 きみに贈ればよいのだろう。

僕がきみに 残せるものは… かすれたこの言葉だけだ。

 

大人気ない、 大人気ないと、 僕は言われ続けたけれど

こうして、 きみも大人になっていく

ああ、時が過ぎるのは早いね。

 

きみはこれから、 この世界で何を見出すのだろう。

僕の不安の一つ一つを、 きみは激しく噛み砕いていく。

きみはこれから、 何を思うのだろう。

何を変えて行くのだろう。

僕はそれを、 見ていてあげられるだろうか。

 

けれど、 後悔も後ろめたさも、 きみには似合わない。

そうだね、

きみは、 きみが生きたいように行けばいいと、

この頃僕は そう思えるようになった。

 

…激しい音を秘めたまま、 大人になったきみを

僕は、 きっと見てみたいんだ。

                                               (1999年・筆)

 

                                              Nago Mitill

「明日への長い夢は、飛び立てる翼も まだ 眠るまま

安らかな寝息を、かすかに聞いている」

 

長い夢の終わり、 長い夢の続き。

この世に溢れる何を、 信じればよいのか。

長い時の終わり、 長い夢の続き。

見果てえぬ終末を、 ただ、 ただ知るために。

 

それらすべてが、 私であることの 義務。

それらすべてが、 私であることの 責任。

預言者でさえも、 見透かせやしないだろう

ここから先の未来を

見つめ続ける、 すべての人々の

前途の道程は。

 

長い夢の終わり、 長い夢の続き。

愛し、 愛するものを

盲目的に求めていく、 その道行き。

くずし、 くだき、

破壊と荒廃

それらすべてを、 見つめ続けることの義務。

 

長い時の終わり

命果てるまで未来を、 ただ、 ただ知るために。

 

「明日への長い夢… そして、 明日からの長い夢の不可能」

                                             (1996年・筆)

                          Nago Mitill



生きるための 熱。

生としての、 光。

動くものの、 命。

語っていく、 魂。

 

ここに響く、 心。

優しい、 遺伝子。

泣くことの 意味。

届けられる、 声。

 

笑うこと、 怒ること。 そして、 苦しむこと。

悲痛なる生たちの叫び。

生き残るのは悲しいが、 生き延びることは喜ばしい。

世界が流れていく時間を、 ただ共に生きていく。

 

見えないものを、 確かに見ていく。

この命のなかで、 見ていく。

この鼓動。

美しいもの。

嘆き、 悔やみ、 迷い、 叫び。 そして、 心。

 

懐かしい事、 恋。

見るもの、 真実。

空としての、 青。

ここに輝く、 命。

                       

                                                    (1998年・筆)

                                                                    Nago Mitill

小さきもの

弱きものよ、 行きなさい。

あなたは幼く、 そして 儚い。

けれど

あなたが築く 輝かしい世界を、

私は きっと 見てみたい。

試されるための この地で、

あなたは苦しむでしょう、 泣くでしょう。

それでも

小さきものよ、 行きなさい。

あなたは美しく、 そして 貴い。

 

私は、 ずっと 夢を見てきました。

いつの日か、この耳に届く

あなたの歌を 信じるためならば、

私は全てを捧げましょう。

あなたは憎むでしょう、 怒るでしょう。

けれど いつか、 笑うでしょう。

あなたが紡ぐ 力強い声を、

私は きっと 聴いてみたい。

 

あなたは脆く、 そして儚い。

けれど、 行きなさい。

あなたは逞しく、 そして 貴い。

 

小さきもの

弱きものよ、 行きなさい。

                                                                  (2005年・筆)

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Nago Mitill (和 路流)
性別:
非公開
職業:
人間の類。
趣味:
放浪(←方向音痴)。放浪ついでに、穴場のCafe探し。
自己紹介:
こんにちわ。へっぽこ素人詩人、なごみちです。ブログ運営も素人。PCとは疑心暗鬼の付き合いです。
詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。
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