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Nago Mitill
今、 ここに
生きとし、 生きる、 すべてのものへ。
今、 これから
産まれいずる、 すべてのものへ。
果てのある われらが大地に、
この空の下で。
真実を、 見通していろ。
後悔する前に、 ただ 生きろ。
遠い過去から紡がれた血が、 呼吸するたびに答える。
何のための、 この命かと。 何かに問わずにはいられない。
けれど、 遺伝子は 叫ぶ。
この生命は、 生きるためにあるのだ。
迷わずに、 ただ 生きろ。
生きるための 生命を、
生命のための 力を、
輝ける、 その美しさを、
僕は いつも 思わずにはいられない。
血の色の、 赤。 はかなさと、 苦しみと、
そして、 強さ。
胸の奥に猛り狂う 生き延びようとする命の貪欲な怒り、
他の命を奪って食し、 己が生きるための、 血に眠る殺意。
その意味を、
僕は いつも 思わずにはいられない。
この果てがある われらが大地の上
誰も目覚めなくなる朝が、 いつの日か来るだろう。
けれど、 それが 何の理由になるだろうか?
生きるものに、 生きることを、 途中でやめさせられる理由など
この空の下には、 在りはしない。
生きるための罪を、
生命としての 血の赤さを。
この温かな血潮のために、 費やされる日々の残酷を。
迷うたびに、 僕は思う。
あなたは、 生きろと。
僕も、 生きると。
この血の甘さと、 苦味。 魂の熱を、 心に。
"alive,alive,alive"
”あなたは、 生きていますか?”
(1998年・筆)
[備忘録]
「遺伝子」、「血」、「血の赤」、といった言葉は、しばしば私の詩に出てくるモチーフです。
んー、どういう意味があるのかは、実のところ私にも分かりません。
たいていの場合、マジで風にまかせて書いてるんで、深く考えてないのですよ。
NHKスペシャル「人体Ⅲ・遺伝子」を見て感動したことが関係あるのかな?
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詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。