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Nago Mitill
今、 ここに
生きとし、 生きる、 すべてのものへ。
今、 これから
産まれいずる、 すべてのものへ。
果てのある われらが大地に、
この空の下で。
真実を、 見通していろ。
後悔する前に、 ただ 生きろ。
遠い過去から紡がれた血が、 呼吸するたびに答える。
何のための、 この命かと。 何かに問わずにはいられない。
けれど、 遺伝子は 叫ぶ。
この生命は、 生きるためにあるのだ。
迷わずに、 ただ 生きろ。
生きるための 生命を、
生命のための 力を、
輝ける、 その美しさを、
僕は いつも 思わずにはいられない。
血の色の、 赤。 はかなさと、 苦しみと、
そして、 強さ。
胸の奥に猛り狂う 生き延びようとする命の貪欲な怒り、
他の命を奪って食し、 己が生きるための、 血に眠る殺意。
その意味を、
僕は いつも 思わずにはいられない。
この果てがある われらが大地の上
誰も目覚めなくなる朝が、 いつの日か来るだろう。
けれど、 それが 何の理由になるだろうか?
生きるものに、 生きることを、 途中でやめさせられる理由など
この空の下には、 在りはしない。
生きるための罪を、
生命としての 血の赤さを。
この温かな血潮のために、 費やされる日々の残酷を。
迷うたびに、 僕は思う。
あなたは、 生きろと。
僕も、 生きると。
この血の甘さと、 苦味。 魂の熱を、 心に。
"alive,alive,alive"
”あなたは、 生きていますか?”
(1998年・筆)
Nago Mitill
きみが、 もし 世界から いなくなってしまったら
きっと、 僕は 泣くよ。
きみが、 僕と出会う前に 何もかもを あきらめてしまったとしたら
きっと、 僕は 悲しむよ。
僕は、 自分の悩みを 背負って歩くので精一杯の
ささやかで、 平凡な人間だから
きみが望む すべてのものを 満たしてあげられるわけじゃない。
きみに、 特別な たくさんのことを してあげられるわけじゃない。
でも、 僕は きみに 手を差しだすことはできる。
手を取り合って、 生きていこう、 一緒に。
ちっぽけな、 平凡な、 ただの人間の手だけど
思いだけは精一杯、 この手を差しのべるから
どうか、 力強く 笑って。
僕は、 きみと共に、 未来を 夢見たい。
ただ、 それだけは
どんな理由があろうとも、 あきらめない。
僕は、 きみの声が聴きたい。
きみの歌を聴きたい。
忘れられた古い灯台のように、 傾きかけた荒野の道標のように
僕は、 ささやかだけど きみを助ける
きみを支える
そんな存在でありたい。
だから
きみが、 もし 世界から いなくなってしまったら
きっと、 僕は 泣く。
きみが、 僕と出会う前に 何もかもを あきらめてしまったとしたら
きっと、 僕は 悲しむ。
僕は きみと 手を繋ぐことができる。
きみと、 言葉を 交わすことができる。
だから
どうか、 力強く 笑って。
さあ、 明日への扉を開いて飛ぼう。
(2006年・筆)
Nago Mitill
この涙が 途切れたら
もう一度 前を向いて歩き出す。
前に進む気がある限り
きっと 人は
何度でも 立ち止まることを許される。
泣いてもいいのだと、
もっと 声を上げてもいいのだと、
誰かが僕に 呼びかけている。
強さだけを 求めて
涙を こらえてみせても
心の奥底に 冷たい塊を
ただ、 育てて 押し込んでいくだけ。
涙に変えて すべてを
頬を伝う 止めようもない雫にする。
涙ならば いつか途切れる日がくる。
その時が 来たら
もう一度、 前を向いて歩き出す。
Nago Mitill
常に ゼロ、
今が、 ゼロなんだ。
だから、 僕は 生きる。
目的、 理由、 使命、
そんなものが 人生にあるべきなんて、 僕には思えないんだ。
呼吸する一つの体と、 この心だけが
ただ、 僕のものだ。
今が ゼロ、
全て、 ゼロなんだ。
なのに、 どうして運命が必要なんだい?
常に ゼロ、
今も、 ゼロなんだ。
だから、 僕は走る。
将来の可能性を はかってから 走り出せるほど
僕の命は 長くないから
不安も、 悲しみも、 僕にはないんだ。
僕は、 僕だけのもの。
苦しんでいられるほど、 僕は暇じゃないんだ。
だから、 僕は歌う。
常に ゼロ、
今が、 ゼロなんだ。
だから、 僕は踊る、 走り続ける、 小さな大地の上を。
悩み、 迷い、 痛み、
そんなものが 人生に必要だなんて、 僕には思えないんだ。
強さも、 誇りも、 自信も、
僕はいらない。
僕の中に はじめから 全てはあったんだ。
過去は ゼロ、
未来も、 ゼロなんだ。
なのに、 どうして 人生に価値が必要なんだい?
なぜ、 今 叫ばない?
なぜ、 今 歌わない?
いつまでも 迷っていられるほど、 この人生は長くはない。
常に ゼロ、
今が、 ゼロなんだ。
だから、 僕は 生きる。
(2000年・筆)
Nago Mitill
「過去があるから、 未来があり、 今があるのだ。
今があるから、 過去があり、 未来があるのだ。
未来があるから、 今があり、 過去があるのだ。
今は未来であり、 かつ、 今は過去であるのだ。」
「ああ…私は時という舞台の上。
その時を 私は歌い、 声を上げ、 踊り続ける。
その瞬間を、 踊り続ける。」
すべてを捨てて ここから逃げ出したら、
楽になれるだろうか?
今まで築き上げてきた自分を捨てれば、
生きるための幾つもの苦痛は消えるか?
でも、 籠から逃げ出した鳥は
屋上から空へと 飛び立てたのか?
地に叩きつけられる無残な体とは逆に、
心は、 軽く 空へ舞い上がれるとでも?
息をつく場所がない。
すべてを委ねて休める場所がない。
現実から逃げ出したくなる日常
すべてを投げ出したら、楽になれるか?
でも、 舞台を途中で飛び降りた僕に、
カーテンコールは、 かかるだろうか?
忽然と幕だけが落ちた僕の舞台に、
感動の拍手は、 鳴り止まないだろうか?
…籠から飛び出した鳥は、
屋上から空へと 飛び立てたのか?
地に叩きつけられる無残な体とは逆に、
心は、 軽く 空へ舞い上がれるとでも?
こんな大人が泣くなんて、 情けないと
呟く 僕がいるけれど
大人だって誰でも子供に戻り、 泣いてもいいのだと
過去と未来の僕が、 僕に許す。
何の必要もなく生まれてくる存在などないのだと、
幸福に青空を見上げている 子供の僕が言い、
未来という可能性を忘れてくれるなと、
穏やかに笑む 未来の僕が
だから 今、 ここに生きているのだと
明日へと 僕を呼ぶ。
そうだ
傷つき血を流す生きた手が自分にあることを忘れて、
ただ、 自分の存在に苛立っても仕様がないのだ。
誰かの手を待っているのは、 きっと 傲慢で、
自分で 手をのばして 生きてみるのだ。
未来で 待っている人のために
僕は今、 この壁を越える。
立ち上がるために、 生き続ける。
「だって、 ほら、 いそがなくても
その時は、 いずれ 誰にも平等に訪れるさ。
力尽きた肉体が地に伏し、 許されて旅立つ その時が来たら
なにも迷わず、 遠く青空へ飛び立てばいいだろう?
できれば、 フィナーレ、 ラスト・ダンスを大切な人たちと甘受して、
紛れもない自分自身からと、この世界で出会った全てのものたちからの
カーテンコールを 聞きながら。」
(1994年筆・2006年編)
Nago Mitill
なんて 遠いんだろう
きみへの道は
全然 まったく
距離は 縮まらない。
カメみたいに 速く進めれば
こんなに嬉しい ことはないのにな。
前向きに ずっと 前向きに
進みたいんです。
道よ、 お願い
どうか 途切れたりしないで。
なんて 遅いんだろう
僕の足は
全然 まったく
前に 進みやしない。
カタツムリみたいに 真っ直ぐ進めれば
こんなに嬉しい ことはないのにな。
たとえば ある日、 前の道が無くなっていて
振り返ると、 もと来た道も 実は無いかもしんないの。
ああ、 もしそうなったら シンドイし、 なんかヤダなあ…
まあ、 いっか。
ため息、 いくら貯めても お腹の足しには ならないし。
まだ行けるって どこかで別の道が 僕を呼んでるの。
さあ、 前に足を出したら どこでも そこが
僕が行く道、 為せば為るようになる道
カメみたいに、 カタツムリみたいに
進めれば
こんなに楽しい道は ないのにな。
(1993年・筆)
Nago Mitill
手のひらを 空へ かざそう。
瞳を軽く 交わしあい、
そして、 僕たちは生きていこう。
いつの日か、 何処からともなく集まっていた。
他人と自分の涙で、 冷たく手を染めて巡り会って。
新たな自分が知ることを、 互いに、 認め。
そして、 僕たちは再び 生き始めるのだろう。
僕ら、 この心臓が 打ち始めた時は 違うけれど
一緒に居れば、 きっと必ず、 鼓動が重なる瞬間が存在する。
罪を許してくれとは、 互いに問わない。
ただ、 誰もが 悲しみを胸に抱えて
いつか、 それを語り合えればいいと
ここから 互いのために 祈っている。
魂の熱を 分かち合おう。
この手は、 誰かを支えるためにある。
「善」 でも、 「悪」 でも
どちらでも構わないし、 どちらである必要性もない。
ただ この手を差し伸べるから、 力強く 笑って。
そして、 共に生きていこう。
自分が信じ、 愛するもののために。
未来を共に夢見ることが許される、 この天国の底で。
手のひらを 空へかざそう。
瞳を 軽く交わしあい、
そして、 僕たちは生きていこう。
(1997年・筆)
Nago Mitill
胸に、 一つだけ 願いを掲げていなさい。
ただ一つの その願いは、 いつか 必ず叶う。
心に、 一つだけ 誓いを掲げていなさい。
ただ一つの その誓いは、 いつも あなたを救う。
ただ一つの その願いが、 私を恵む。
立ち尽くし、 時折 振り返る、 私を支える。
それは 日ではなく星の輝き
胸に秘めた、 一つの祈り。
闇の中で私を導く、 久遠の光。
その灯火に、 触れた瞬間から
在りし日の私の人生は終わった。
今、 一つの誓いが 私を恵む。
力強い声が 私を未来へ呼ぶ。
その日まで 私は 泣かない。
歩みを止めはしない。
私の祈りが、 声となり、 手となり、
息づき、 芽吹く、 その日まで。
ただ一つの 願いは、 いつか 必ず叶う。
ただ一つの 誓いは、 いつも 必ずあなたを救う。
(2000年・筆)
Nago Mitill
生きるための 熱。
生としての、 光。
動くものの、 命。
語っていく、 魂。
ここに響く、 心。
優しい、 遺伝子。
泣くことの 意味。
届けられる、 声。
笑うこと、 怒ること。 そして、 苦しむこと。
悲痛なる生たちの叫び。
生き残るのは悲しいが、 生き延びることは喜ばしい。
世界が流れていく時間を、 ただ共に生きていく。
見えないものを、 確かに見ていく。
この命のなかで、 見ていく。
この鼓動。
美しいもの。
嘆き、 悔やみ、 迷い、 叫び。 そして、 心。
懐かしい事、 恋。
見るもの、 真実。
空としての、 青。
ここに輝く、 命。
(1998年・筆)
Nago Mitill
小さきもの
弱きものよ、 行きなさい。
あなたは幼く、 そして 儚い。
けれど
あなたが築く 輝かしい世界を、
私は きっと 見てみたい。
試されるための この地で、
あなたは苦しむでしょう、 泣くでしょう。
それでも
小さきものよ、 行きなさい。
あなたは美しく、 そして 貴い。
私は、 ずっと 夢を見てきました。
いつの日か、この耳に届く
あなたの歌を 信じるためならば、
私は全てを捧げましょう。
あなたは憎むでしょう、 怒るでしょう。
けれど いつか、 笑うでしょう。
あなたが紡ぐ 力強い声を、
私は きっと 聴いてみたい。
あなたは脆く、 そして儚い。
けれど、 行きなさい。
あなたは逞しく、 そして 貴い。
小さきもの
弱きものよ、 行きなさい。
(2005年・筆)
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詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。