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和 路流(Nago Mitill) のブログ、*Eternal×Blue* ~空の下、どこまで届くか分からない歌~ へ、ようこそお出で下さいました。こんにちは!ご訪問、ありがとうございます。当ブログは、自作の詩、Poetryのページとなっております。拙作ですが、無断転載・転用は、禁止で願います。    コメントなど、お気軽にお声をお掛けください♪初訪問の方は、最古記事トップ「空の下で、あなたと生きる」の追記・備忘録を、ぜひご覧ください!
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                                                               Nago Mitill



君のそばへ行く

あらゆる迷いを越えて

僕は 君と共に生きよう



君を愛するということは

僕にとって 恐怖と等しい

いつか失う 美しき命を前に

僕は 震え 立ち尽くすしかない



できれば遠い空の下から どこかで生きる君の幸せ 祈りたかった



でも 今  あらゆる迷いを越えて

僕は 君のそばへ行く

いつ失われるか分からない命の前に 僕たちは無力で

失ってからでは遅く 生きている今が すべてなのだと

ある雨の日 宵闇へ向かって帰りながら 気付いた

死ぬ時に後悔する そんな思いなら 吐き出すしかないんだ



この声が まだ君に届くうちに

僕は 君のそばへ行く

すべての悲しみや苦しみと引き換えに

僕は 君と共に歩もう




                                (2007年・筆)

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                                                          Nago Mitill



あなたと手を繋ぐ夢をみる。

それは、優しい夢なのです。



若かった頃の私は、 自分に足りないもの埋め合わせたくて、 あなたを求めていた。

どうしようもなく寂しい気持ち、 あなたが側にいてくれれば、 きっと満たされるからと。

どこかで失くしてしまった心のカケラ、 当てはまる唯一のピース、 それが、 あなた。



でも、 あなたと手を繋いで、 知ったのです。

あなたというピースが、 私の胸を温かく埋めるように、

あなたのなかにも、 私の心のカケラが確かに息づいていることを。

だから、 もう 良いのです。

どこにでも、 自由に行ってください、 あなた。

私のためだけに あなたが生きることを、 私は決して望みはしない。



預けたのです、 あなたに、 私の心のピースを。

独りで生きているのではないこと、 私に教えてくれたのは、 あなた。

遠く離れていても、 この手は いつも あなたに繋がっている。

分かっているから、 私は 強く生きていける。



ただ、 忘れないでいて欲しいのです。

あなたが、 私のラスト・ピースであることを。

そして、 どこへ行こうとも最後は私の隣へ戻り、

もう一度、 手を繋いでください。

あなたというピースのため、 私の隣は 今もずっと空いている。



あなたと手を繋ぐ夢をみる。

それは、 優しい最後の夢なのです。




                                   (2007年・筆)

                                          Nago Mitill


雨と緑を含んだ風が、 私を過去へと連れて行く。

かすかな夏の匂い、 高くなっていく空の青。

何も変わらない、 ある初夏の日。



泣かせてください、 ただ強く。  理由は問わずに。

まぶしく愛おしい思い出が、 今、 この季節にだけ輝いて、

私は、 あなたを片時も忘れていなかった自分に、 気付くのです。



失われたもの、 優しい あなたの気配が、

もう一度、 私のかたわらに戻ってくるような、 そんな気がするから、

懐かしい夏の匂いに、 涙が込み上げてしまうのです。

どれほどの祈りを、 この胸に積もらせても、

もう、 あなたに会うことは叶わない、 分かっているのに。



雨と緑を含んだ風が、 再び夏を連れて来る。

何も変わらない、 でも、 あなたはいない、 ある初夏の日。

泣かせてください、 ただ強く。

懐かしい匂いのなか、 今も あなたが私に寄り添っているような、

そんな気がしてしまうから。



                        (2007年・筆)

                                        Nago Mitill


愛するものも守るものも無い地上で、 生きていけと言われたら、

それは、 僕の苦痛による彷徨の始まり。

魂に蓄えておいた恵みを切り崩しながら、

うるおい求めて、 乾いた大地を さまよう。



水を、 水を、

あの懐かしく安らかな青い水を、 僕にくれ。

手の中で必死に握り締めている、 最後の希望の一片に、

青く美しい水を、 心ゆくまで与えてやりたいのだ。

この最後の希望が、 乾き切り、 砕け散ってしまう前に。



荒れた道の先、 銀の湖面を見かけては走り、

逃げ去る銀の水に むしろ前より乾いては、 絶望の砂地に転がる。

ただ夢の中でのみ、 緑の蜃気楼と そこに満ちる青い水を見るだろう。

その時、 僕は 思い知るにちがいない。

本当に大切にすべきものが、 何だったのかということを。



久遠の彷徨の果て、 最後に思い出すのは きっと

君の手の優しい体温だから。

どうか、 僕の手を離さないでいて

僕に君を守らせてくれ、 僕の心を守るために。



一度 失ってしまえば、 そう簡単には取り戻せないこと、

もう僕は知ってる、 君までの距離 乾いた地の上を さまよってきたから。



今、 強く握り締める

この手は、 離しては いけない手。

君は、 僕の希望を救う 青い水。



                                    (2007年・筆)

                                            Nago Mitill

今、 意識して忘れようとしている。

目をそむけ、 何もかも知らないように振舞う。

忘却という時の贈りものが

破れ、 爛れた傷口を、 甘く苦い感傷に変えるのを 待っている。

 

けれど、 ささいなことを切っ掛けにして

忘れていたはずの感情が、 ふいに よみがえり、

僕を、 強く揺らす。

胸に深く突き刺さる痛み、 ほとばしる悲しみ、

そして、 雪崩のような 苦しいだけの、 愛おしさ。

君への喪失感は、 まだ生々しすぎて

無理やり縫い付けておいた傷口を引き裂き、 赤い血が零れる。

 

記憶の中の痛みに

立ち向かえるだけの勇気が、 本当は欲しい。

僕の中の君という存在を、 黒く染めたくないから。

君を追いかけ、 罵りたくなる、 僕の醜い感情を

ただ、 今は自分に泣くことを許して 止める。

 

いつかは君を、 僕の優しい記憶にする。

懐かしい愛おしさで、 君の笑顔を思い出す。

 

                                      (2007年・筆)

                                            Nago Mitill

届かなかったから その思いを恋と呼び

叶わなかったから その願いを夢と言う

本当は ここを旅立ってしまいたかった

ただ 何も考えずに あなたの手をとって

あなたと共に いきたかった

 

誰もが孤独にならずにはいられない この広く丸い空の下

あなたの隣に立って 世界を共に旅することは

どれほど素晴らしいことだったろう 今でも目蓋に浮かぶ

記憶のなか鮮やかなのは 私が選ばなかった あなたの手

 

胸に猛る情熱の感情に すべてを捨て去ってしまえるほど 私は幼くなかった

ここで 私が果たすべき役目 しなければならないこと 私のこんな不器用な生き方

分かっていて 答えを知っていて 共にいこうと 手を差し出したあなたは 残酷で

けれど 私は あなたを責めはしない 

あなたも 私も あなたの差し出した手の上に 一瞬の夢をみた

涙が出るほど 素晴らしく優しい夢を

 

果たされる当てもない約束を交わさなかったのは 

私が愛する あなたの自由な魂を曇らせぬため

 

届かなかったから その思いを恋と呼び

叶わなかったから その願いを夢と言う

本当は 何も考えずに あなたの手を選び

あなたと共に いきたかった

 

                                 (2007年・筆)

                                             Nago Mitill

繋ぎとめていてくれ、 僕を

この地上に

きみの その温かな手で。

 

僕は、 何時も、 境界線に立って、

炎の上、 軽やかなステップを踏んでいる。

迷いがないわけではないのに

ここを飛び出せず、 行き先を変えることもできない。

 

狂気は 日常の先の紙一重だ。

苛立ちと怒りが、 時折、 僕の仮面を奪う。

自由を切望する葛藤が

地を蹴って世界を壊してしまえと囁く。

 

繋ぎとめていてくれ、 僕を

この平凡な世界に

きみの その温かな声で。

手をのばせば届くところ、 僕の声に応えてくれるところ

そこに、 きみが居てくれるだけでいいんだ。

あらゆる束縛から 解き放たれるということが、

孤独になるということだと、 僕は分かっている。

本当に自由になってしまったら、 僕はどうなってしまうか分からない。

甘く、 けれど、 強く

僕を束縛していてくれ、 何時までも。

 

狂気は 淡白な日常の連続形だ。

僕は、 何時も、 境界線に立って

炎の上、 軽やかにステップを踏んでいる。

どうしようもない浮遊感で一杯の この世界で、

きみの手の現実感だけが 本物なんだ。

だけど、 束縛を厭い、 自由を切望する葛藤が

地を蹴って世界を変えてしまえと、 僕に、 絶え間なく囁く。

 

繋ぎとめていてくれ、 僕を

この地上に

きみの その温かな手で。

                                        

                                         (2007年・筆)

                                              Nago Mitill

きみのために、 いつか

この空の下、 いっぱいの奇跡を見せるから、

僕の隣で、 一緒に 歩くことを

どうか、 選んでくれないか。

 

甘い夢ばかりあるようなことを、 僕は きみに ささやかない。

この世の 風雨の全てから、 きみを守り切れると言えるほど

僕は自惚れられる人間じゃない。

僕にできるのは、 きっと

きみと共に、 人生のつらいことに耐えて行くということだけ。

僕は きみを愛しているから

きみが望まないのなら

僕の隣を、 選んでくれなくてもいい。

その時は、 僕は遠くから祈ろう。

きみが、 さびしい思いをしないようにと。

 

もし、 きみが 僕を

道行きの相棒に選んでくれるのなら、

出会えてよかったねと、 笑い合える

そんな未来を、 きみと共に築こう。

 

そして、 いつか、 僕は きっと

この空の下、 いっぱいの奇跡を きみに見せる。

きみの心を震わせて、 生まれてきてよかったと思わせるような

そんな未来を、 きみに見せる。

だから

僕の隣で、 一緒に歩くことを

どうか、 選んでくれないか。

 

                                           (2007年・筆)

                                              Nago Mitill

今も まだ、 あなたを 愛していること

確かめるために、 私の名を呼んで。

 

私の名前を、 呼んでください。

 

あなたが、 私の名を呼んで、

私の存在を、 ここに認めてくれる。

それだけで 私は

明日を生きていく 勇気が持てるのです。

 

だから どうか

私の名を呼んで。

私の名前を、 呼んでください。

 

あなたが 私の名前を 呼んでくれる限り、

私は、 ここにいます。

そして、 私も、 あなたの名前を 呼び続けます。

 

愛しい人、 愛しい人

愛しい人よと。

 

                     (2000年・筆)

                                              Nago Mtill

瞳を閉じた、 夜空の下の君

君が その目を開く、 次の瞬間

僕は 自分が どうなっているか、 この頃 不安なんだ。

君が 本当に涙を止めるまで

もし、 僕がここに居られないとしたら、 ごめん、 あやまるよ。

君は 生きていって

さあ、 前を向いて

僕の愛する君の命は、 とても とても 美しいのだから。

 

何かを失うのが、 今の僕には とても怖いんだ。

歳を とったせいかもしれない、

これまでに得たものを失うのが、 僕には怖い。

でも、 それは僕だけのものじゃなくて、

きっと、 君にもある不安だね。

 

色々なものを失っていくのが、 人生なんじゃないかと

君は思うかもしれないし、 僕も そう思ったことがある。

だけど、 気づいたんだ。

2つしか手のない人間が

すべてのものを掴んだまま ずっと 離さないでいることなんて、

出来るはずが なかったんだってことに。

 

おぼえておいて。

たとえ 目には見えなくなっても、 大切なものは 必ず、

何時までだって 君の手のなかに、 しっかり包まれているんだ。

たとえば 僕が この世界から いなくなっても、 

僕の言葉は 君の心に ずっと 残るように。

君が 何もかも失くしてしまったと 思ってしまうのは

 大事にしすぎて、 手を強く握り締めているせいなんだ。

ほら、 手を開いてごらん。

君が探してるものは、 きっと そこに見つかるから。

 

だから どうか

手をのばして 新しいものを世界に求めること、 恐れずにいて欲しいんだ。

真っ直ぐに前へ、 生きていって欲しいんだ。

 

もう 泣かないで。

僕が溜めておいた、 僕の一生分の涙を

僕は 君に残していくから。

君の胸が、 乾いてしまわないように。

 

瞳を閉じた、 夜空の下の君

 君が その目を開く 今、

僕は 君に向けて 精一杯 ほほえむ。

まだ僕は ここに、 君の隣に居るよ。

ここに居られるあいだは、僕は 精一杯 君の涙を受け止める。

でも、 もし 僕が ここに居られなくなる、 その時が来ても

君は 生きていって

さあ、 前を向いて

僕の愛する君の命は、 とても とても 美しいのだから。

 

さよなら、 愛しい君。

 

                                (2000年・筆)

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Nago Mitill (和 路流)
性別:
非公開
職業:
人間の類。
趣味:
放浪(←方向音痴)。放浪ついでに、穴場のCafe探し。
自己紹介:
こんにちわ。へっぽこ素人詩人、なごみちです。ブログ運営も素人。PCとは疑心暗鬼の付き合いです。
詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。
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