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Nago Mitill
あなたと手を繋ぐ夢をみる。
それは、優しい夢なのです。
若かった頃の私は、 自分に足りないもの埋め合わせたくて、 あなたを求めていた。
どうしようもなく寂しい気持ち、 あなたが側にいてくれれば、 きっと満たされるからと。
どこかで失くしてしまった心のカケラ、 当てはまる唯一のピース、 それが、 あなた。
でも、 あなたと手を繋いで、 知ったのです。
あなたというピースが、 私の胸を温かく埋めるように、
あなたのなかにも、 私の心のカケラが確かに息づいていることを。
だから、 もう 良いのです。
どこにでも、 自由に行ってください、 あなた。
私のためだけに あなたが生きることを、 私は決して望みはしない。
預けたのです、 あなたに、 私の心のピースを。
独りで生きているのではないこと、 私に教えてくれたのは、 あなた。
遠く離れていても、 この手は いつも あなたに繋がっている。
分かっているから、 私は 強く生きていける。
ただ、 忘れないでいて欲しいのです。
あなたが、 私のラスト・ピースであることを。
そして、 どこへ行こうとも最後は私の隣へ戻り、
もう一度、 手を繋いでください。
あなたというピースのため、 私の隣は 今もずっと空いている。
あなたと手を繋ぐ夢をみる。
それは、 優しい最後の夢なのです。
(2007年・筆)
なんか、元ネタの出典を忘れてしまったんですが、たぶん、英語の歌かなんかで「ラスト・ダンス」みたいな題の曲があるのですね。歌詞の内容としては、ダンスパーティーに出かけた夫婦がいて、その時、妻が夫にこう話しかけます…、「あなた、いいわよ色々な方(←まあ、パーティーなんで、若い女性や美人な女性が他にたくさん居るワケです)と自由に踊っていらっしゃい。でも、ラスト・ダンスだけは、私のために取って置いてちょうだいね」…。
ラスト・ダンスというのは、その日のパーティーの最後の1曲でのダンスですね。
このラスト・ダンスのエピソードが、何故かとても印象的で、よく記憶に残っているのです(←元ネタ忘れちゃったんですが…)。このエピソード、単に、パーティーのなかだけに留まらない話だと思うのですよ。パーティーを人生に置き換えても、解釈できるようなところがあります。
夫婦(カップル)の女性に、ものすごく、貫禄というか余裕があるような気がするのですね。包容力の深い愛があって、余裕があるというような感じがあります。そして、ラスト・ダンス=最後は私のところへ戻ってきてね、と夫を送り出すところに、パートナーとの間に強い信頼関係があることも感じさせるのです。
…このエピソードが、一つの理想の夫婦像に思える私は、少なくとも嫉妬深いタイプではナイです(笑)。
というようなことを思い出しながら、この "the last piece of my heart" を書きました。
最近、愛の詩がまた足りなくなってきていたので(爆)。
ちなみに、「ピース」には、"piece" と "peace" の、両方の意味が掛けてあります。
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詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。