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Nago Mitill
すべてを 愛おしいと思う前に
誰かだけを 愛し、 その愛を ただ求めたことが
僕には あったのかもしれない。
盲目的な幸福を得るために、 僕は苦悩し
そして、 絶望した。
たとえ目を開いていても、 何が大切なのか
それだけでは、 わかりはしない。
そのことに辿り着くまで この世界を さまよっていた僕は
豊かな空気を吸い込むことの意味さえ、 見失っていた。
ただひたすら 前進することを、 進化とは呼ばないように
ただひたすら 求め続けることが、 正しいこととは思わない。
視覚の刺激、 虚像の情報
それが、 すべてだとは 受け止めない。
一時の情熱を、 僕は思う。
それは素敵だ。 ただ、 儚い。
閉じていた視界を開いて、 それが何であったか目覚めるとき
その 絶望を、 僕は知っている。
だから、 僕は
この世界の すべての愛おしきものを この心に記憶していく。
(1999年筆・/2006年改)
[備忘録]
原題は "I have learned by heart all loves"。
なんか、間違ってると困るので、日本語に翻訳。
人間、しばしば、日常のなかの些細な出来事一つを悩んで、精神的に物凄く鬱になることがありますが、生きているだけで世界って素晴らしいなあ、と思える瞬間が稀にあります。
分かりやすいところで言えば、山道を登りきった後の、山頂での一杯。やや分かりにくいところでいけば、しし座流星群を見ながら、ラジオ体操。
手っ取り早く、生きていることの素晴らしさを味わうなら、風呂ORプールで限界まで呼吸を我慢して、それから野外で深呼吸します。空気を自由に思いっきり吸えることに、ただ感激。
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詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。