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和 路流(Nago Mitill) のブログ、*Eternal×Blue* ~空の下、どこまで届くか分からない歌~ へ、ようこそお出で下さいました。こんにちは!ご訪問、ありがとうございます。当ブログは、自作の詩、Poetryのページとなっております。拙作ですが、無断転載・転用は、禁止で願います。    コメントなど、お気軽にお声をお掛けください♪初訪問の方は、最古記事トップ「空の下で、あなたと生きる」の追記・備忘録を、ぜひご覧ください!
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                                              Nago Mitill

今も まだ、 あなたを 愛していること

確かめるために、 私の名を呼んで。

 

私の名前を、 呼んでください。

 

あなたが、 私の名を呼んで、

私の存在を、 ここに認めてくれる。

それだけで 私は

明日を生きていく 勇気が持てるのです。

 

だから どうか

私の名を呼んで。

私の名前を、 呼んでください。

 

あなたが 私の名前を 呼んでくれる限り、

私は、 ここにいます。

そして、 私も、 あなたの名前を 呼び続けます。

 

愛しい人、 愛しい人

愛しい人よと。

 

                     (2000年・筆)

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                                              Nago Mtill

瞳を閉じた、 夜空の下の君

君が その目を開く、 次の瞬間

僕は 自分が どうなっているか、 この頃 不安なんだ。

君が 本当に涙を止めるまで

もし、 僕がここに居られないとしたら、 ごめん、 あやまるよ。

君は 生きていって

さあ、 前を向いて

僕の愛する君の命は、 とても とても 美しいのだから。

 

何かを失うのが、 今の僕には とても怖いんだ。

歳を とったせいかもしれない、

これまでに得たものを失うのが、 僕には怖い。

でも、 それは僕だけのものじゃなくて、

きっと、 君にもある不安だね。

 

色々なものを失っていくのが、 人生なんじゃないかと

君は思うかもしれないし、 僕も そう思ったことがある。

だけど、 気づいたんだ。

2つしか手のない人間が

すべてのものを掴んだまま ずっと 離さないでいることなんて、

出来るはずが なかったんだってことに。

 

おぼえておいて。

たとえ 目には見えなくなっても、 大切なものは 必ず、

何時までだって 君の手のなかに、 しっかり包まれているんだ。

たとえば 僕が この世界から いなくなっても、 

僕の言葉は 君の心に ずっと 残るように。

君が 何もかも失くしてしまったと 思ってしまうのは

 大事にしすぎて、 手を強く握り締めているせいなんだ。

ほら、 手を開いてごらん。

君が探してるものは、 きっと そこに見つかるから。

 

だから どうか

手をのばして 新しいものを世界に求めること、 恐れずにいて欲しいんだ。

真っ直ぐに前へ、 生きていって欲しいんだ。

 

もう 泣かないで。

僕が溜めておいた、 僕の一生分の涙を

僕は 君に残していくから。

君の胸が、 乾いてしまわないように。

 

瞳を閉じた、 夜空の下の君

 君が その目を開く 今、

僕は 君に向けて 精一杯 ほほえむ。

まだ僕は ここに、 君の隣に居るよ。

ここに居られるあいだは、僕は 精一杯 君の涙を受け止める。

でも、 もし 僕が ここに居られなくなる、 その時が来ても

君は 生きていって

さあ、 前を向いて

僕の愛する君の命は、 とても とても 美しいのだから。

 

さよなら、 愛しい君。

 

                                (2000年・筆)

                                              Nago Mitill

「私は、 夜明けと共に この大地へ やって来て、
この陽が沈めば、 海へ帰らねばなりません。

この空の下では、 失うものばかり。
大切なものは、 何も見えない。

ですが、 愛しいあなた、 私が この地で出会った あなた、
私は ずっと呼び続けるでしょう…
愛しい人、 愛しい人、 愛しい人よと」

 

今、 ようやく声は 歌い始めたのに

はや日は暮れて、 夕闇がせまる。

今ここに 強く、 誇り高く、 響く歌は

次の瞬間には、 過去になってしまう。

 

この日最後の太陽が、 低く強く、 輝く。

何一つ残せなかったとしても、 かまわない。

この一瞬の旋律が、 あなたの記憶に残る

それが、 私の鮮やかな永遠。

 

一日の終わり、 

世界を包む、 濃く、 赤い光。

美しい、 たとえようもない

命の色、 血潮の光。

 

そして 現れる、 淡い宵闇

全ての色を奪って

歌声は、 遠く 闇へと消える。

 

「…ですが、 愛しいあなた、 私が この地で出会った あなた、
私は ずっと 呼び続けるでしょう… あなたの名を
愛しい人、 愛しい人、 愛しい人よと」

 

                                              (1998年・筆)

                                              Nago Mitill

常に ゼロ、

今が、 ゼロなんだ。

だから、 僕は 生きる。

 

目的、 理由、 使命、

そんなものが 人生にあるべきなんて、 僕には思えないんだ。

呼吸する一つの体と、 この心だけが

ただ、 僕のものだ。

 

今が ゼロ、

全て、 ゼロなんだ。

なのに、 どうして運命が必要なんだい?

常に ゼロ、

今も、 ゼロなんだ。

だから、 僕は走る。

 

将来の可能性を はかってから 走り出せるほど

僕の命は 長くないから

不安も、 悲しみも、 僕にはないんだ。

僕は、 僕だけのもの。

苦しんでいられるほど、 僕は暇じゃないんだ。

だから、 僕は歌う。

 

常に ゼロ、

今が、 ゼロなんだ。

だから、 僕は踊る、 走り続ける、 小さな大地の上を。

悩み、 迷い、 痛み、

そんなものが 人生に必要だなんて、 僕には思えないんだ。

強さも、 誇りも、 自信も、 

僕はいらない。

僕の中に はじめから 全てはあったんだ。

 

過去は ゼロ、

未来も、 ゼロなんだ。

なのに、 どうして 人生に価値が必要なんだい?

なぜ、 今 叫ばない?

なぜ、 今 歌わない?

いつまでも 迷っていられるほど、 この人生は長くはない。

 

常に ゼロ、

今が、 ゼロなんだ。

だから、 僕は 生きる。

 

                                              (2000年・筆)

                                               Nago Mitill

「過去があるから、 未来があり、 今があるのだ。
今があるから、 過去があり、 未来があるのだ。
未来があるから、 今があり、 過去があるのだ。
今は未来であり、 かつ、 今は過去であるのだ。」

「ああ…私は時という舞台の上。
その時を 私は歌い、 声を上げ、 踊り続ける。
その瞬間を、 踊り続ける。」

 

すべてを捨てて ここから逃げ出したら、

楽になれるだろうか?

今まで築き上げてきた自分を捨てれば、

生きるための幾つもの苦痛は消えるか?

 

でも、 籠から逃げ出した鳥は

屋上から空へと 飛び立てたのか?

地に叩きつけられる無残な体とは逆に、

心は、 軽く 空へ舞い上がれるとでも?

 

息をつく場所がない。

すべてを委ねて休める場所がない。

現実から逃げ出したくなる日常

すべてを投げ出したら、楽になれるか?

 

でも、 舞台を途中で飛び降りた僕に、

カーテンコールは、 かかるだろうか?

忽然と幕だけが落ちた僕の舞台に、

感動の拍手は、 鳴り止まないだろうか?

 

…籠から飛び出した鳥は、

屋上から空へと 飛び立てたのか?

地に叩きつけられる無残な体とは逆に、

心は、 軽く 空へ舞い上がれるとでも?

 

こんな大人が泣くなんて、 情けないと

呟く 僕がいるけれど

大人だって誰でも子供に戻り、 泣いてもいいのだと

過去と未来の僕が、 僕に許す。

何の必要もなく生まれてくる存在などないのだと、

幸福に青空を見上げている 子供の僕が言い、

未来という可能性を忘れてくれるなと、

穏やかに笑む 未来の僕が

だから 今、 ここに生きているのだと

明日へと 僕を呼ぶ。

 

そうだ

傷つき血を流す生きた手が自分にあることを忘れて、

ただ、 自分の存在に苛立っても仕様がないのだ。

誰かの手を待っているのは、 きっと 傲慢で、

自分で 手をのばして 生きてみるのだ。

 

未来で 待っている人のために

僕は今、 この壁を越える。

 

立ち上がるために、 生き続ける。

 

           

「だって、 ほら、 いそがなくても
その時は、 いずれ 誰にも平等に訪れるさ。
力尽きた肉体が地に伏し、 許されて旅立つ その時が来たら
なにも迷わず、 遠く青空へ飛び立てばいいだろう?
できれば、 フィナーレ、 ラスト・ダンスを大切な人たちと甘受して、
紛れもない自分自身からと、この世界で出会った全てのものたちからの
カーテンコールを 聞きながら。」

 

                                              (1994年筆・2006年編)

                                             Nago Mitill

なんて 遠いんだろう

きみへの道は

全然 まったく

距離は 縮まらない。

 

カメみたいに 速く進めれば

こんなに嬉しい ことはないのにな。

 

前向きに ずっと 前向きに

進みたいんです。

道よ、 お願い

どうか 途切れたりしないで。

 

なんて 遅いんだろう

僕の足は

全然 まったく

前に 進みやしない。

 

カタツムリみたいに 真っ直ぐ進めれば

こんなに嬉しい ことはないのにな。

 

たとえば ある日、 前の道が無くなっていて

振り返ると、 もと来た道も 実は無いかもしんないの。

ああ、 もしそうなったら シンドイし、 なんかヤダなあ…

 

まあ、 いっか。

ため息、 いくら貯めても お腹の足しには ならないし。

 

まだ行けるって どこかで別の道が 僕を呼んでるの。

さあ、 前に足を出したら どこでも そこが

僕が行く道、 為せば為るようになる道

 

カメみたいに、 カタツムリみたいに

進めれば

こんなに楽しい道は ないのにな。

           

                               (1993年・筆)

                                            Nago Mitill

やわらかな陽射しのなかで、

あなたが差し伸べてくれた手を選んだことが

なんと正しかったことか、

私だけが知っている。

 

あなたの優しい瞳を見つめながら

この手を離すことだけはするまいと、

私は その時、 誓った。

 

あなたの温かい腕の、

なんと力強いことか。

私は

あなたを悲しませることだけはするまいと

胸の中で

強く、 祈った。

 

愛しい人、 強き人よ、

私は あなたに出会い

共に生きるために

ただ、 この世界に 産まれてきた。

もしも 私が

歩みを止めてしまう、 そんな日が来たら

どうか、 私を 救ってください。

私の手を ひいてください。

 

つらいこと、 悲しいこと、

私は あなたのため、 乗り越える。

あなたと見る 幸福な明日のために、

今、 強く 一歩を踏み出す。

 

どうか、 私の名を呼んでください。

そして、 共に歩むことを許してください。

 

死が、 あなたと私を分かつ、 その日まで

この手を、 ずっと離さずにいることを

私に許してください。

           

                               (2000年・筆)

                                              Nago Mitill

すべてを 愛おしいと思う前に

誰かだけを 愛し、 その愛を ただ求めたことが

僕には あったのかもしれない。

盲目的な幸福を得るために、 僕は苦悩し

そして、 絶望した。

 

たとえ目を開いていても、 何が大切なのか

それだけでは、 わかりはしない。

そのことに辿り着くまで この世界を さまよっていた僕は

豊かな空気を吸い込むことの意味さえ、 見失っていた。

 

ただひたすら 前進することを、 進化とは呼ばないように

ただひたすら 求め続けることが、 正しいこととは思わない。

 

視覚の刺激、 虚像の情報

それが、 すべてだとは 受け止めない。

 

一時の情熱を、 僕は思う。

それは素敵だ。 ただ、 儚い。

閉じていた視界を開いて、 それが何であったか目覚めるとき

その 絶望を、 僕は知っている。

 

だから、 僕は

この世界の すべての愛おしきものを この心に記憶していく。

 

                                              (1999年筆・/2006年改)

                                              Nago Mitill

手のひらを 空へ かざそう。

瞳を軽く 交わしあい、

そして、 僕たちは生きていこう。

 

いつの日か、 何処からともなく集まっていた。

他人と自分の涙で、 冷たく手を染めて巡り会って。

新たな自分が知ることを、 互いに、 認め。

そして、 僕たちは再び 生き始めるのだろう。

僕ら、 この心臓が 打ち始めた時は 違うけれど

一緒に居れば、 きっと必ず、 鼓動が重なる瞬間が存在する。

 

罪を許してくれとは、 互いに問わない。

ただ、 誰もが 悲しみを胸に抱えて

いつか、 それを語り合えればいいと

ここから 互いのために 祈っている。

魂の熱を 分かち合おう。

この手は、 誰かを支えるためにある。

 

「善」 でも、 「悪」 でも

どちらでも構わないし、 どちらである必要性もない。

ただ この手を差し伸べるから、 力強く 笑って。

そして、 共に生きていこう。

自分が信じ、 愛するもののために。

未来を共に夢見ることが許される、 この天国の底で。

 

手のひらを 空へかざそう。

瞳を 軽く交わしあい、

そして、 僕たちは生きていこう。

 

                                              (1997年・筆)

                                                                    Nago Mitill



この太陽の下で、 限りのある腕を持つ

人間に出来ることは、 何だろう。

Homo-Sapiens と、 自らに名づけた人々が

定義しようとした事実は、 一体何だったのか。

 

人は、 戦うのには もう疲れたと、 

言うかもしれない。

だが、 戦いをやめた存在を、 

生命とは言わない。

 

戦う事はつらい。

そうだろう

傷つくのも、 傷つけるのも、 

もう嫌だと、 言うかもしれない。

だが、 生き続けること そのものが本当は戦いなのだと

どうして言えないだろう。

 

人は、 生命は衰え、 老い、 いつかは負ける。

時に、 病に、 自然に、 運命に、 

そして、 人自身に。

人は、 Homo-Sapiens は素晴らしい種だと、 言うかもしれない。

なるほど

人ほど、 生きることを貪欲に求め、 また あっさりと命を捨て去りもし、

時に隣にいる同胞らと無闇に殺し合う生き物はいない。

 

この地上の 普通の生き物は、 ただ種として生き続けるためだけに戦い、 死ぬ。

 

人が、 戦いを挑もうとしているのは

自らも また生き物であるという、 汚点なのか。

人が、 打ち破ろうと足掻いているのは、

己が 生き物であるという、 壁なのか。

 

太陽の下で、

生き物として 素直に 生きることさえ出来なくなった人々が、

この世界に築いたものは

一体、何だったのだろうか?

 

                                               (1999年・筆)

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Nago Mitill (和 路流)
性別:
非公開
職業:
人間の類。
趣味:
放浪(←方向音痴)。放浪ついでに、穴場のCafe探し。
自己紹介:
こんにちわ。へっぽこ素人詩人、なごみちです。ブログ運営も素人。PCとは疑心暗鬼の付き合いです。
詩は思いついた時に書いてます。まったくもってノロノロなブログですが、週一更新を心がけております。のんびりご賞味下さい。
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